2014/11/27

レーシングナット




W.F.O. RACING LUG NUTS






今や、ファッション的要素の強い部品になってしまった「レーシングナット」

その所以を知る人は少ない(のかな?)







一般的な国産車用のホイールナットで比較してみよう


左:RAYS製クロモリレーシングナット(12×1.5P、17HEX)  右:社外スチール製袋ナット(12×1.5P、21HEX)



社外スチール製袋ナット(12×1.5P、21HEX)
表面処理は黒メッキ

全長
重量








RAYS製クロモリレーシングナット(12×1.5P、17HEX)
表面処理は黒メッキ
全長

重量




  • 重量は、スチール製袋ナット>クロモリ製貫通ナット
  • 全長は、スチール製袋ナット<クロモリ製貫通ナット
  • 二面幅、スチール製袋ナット21HEX>クロモリ製貫通ナット17HEX

という結果。
より強い素材を用いることで、肉を落としても強度を十分に確保した上で軽量化しているのがよく判る。
貫通タイプになっているのは、より軽量化を求めただけではなく、汎用性をも兼ね備えている。(国産車だとロングスタッドに交換している場合にも対応できる)
また、レーシングラグナットが何故に全長が長く設定されているのかは、頻度高く使えば(素早いタイヤ交換を要求される場面では)よく分かる、とても理に叶った設定なのである。








いつもの事だが、国産のそれとは違うのがミニ用、そこはご愛嬌w




協栄産業スチール製ミニ用メッキ袋ナット(3/8-24、17HEX)




W.F.O.レーシングラグナット(スチール製3/8-24、17HEX)



  • 素材は同じスチール製
  • 2面幅も同じ17HEX
  • 貫通で軽量化はしているものの、全長が長い分だけ重量増
という結果。




全長が長いので、テーパー部が奥深いホイールやSSRメッシュなどにはとても重宝している



レンジの短い袋ナットと比べ長いレーシングナットは、手早くホイールナットを緩める(締める)にはもってこい。
仕事で頻繁にタイヤの脱着を行う身としては、インパクトレンチでの取り回しが非常によいので気に入っている。
このW.F.O. RACING LUG NUTSいい加減何十回も付け外しを繰り返しているが、一向に表面の黒は剥がれてこないし錆びも出てこないは凄い。もちろんトラブルフリーだ。

蛇足ではあるが、ドリフト仲間内で洒落たアルミナットを愛用している者は誰一人居ない。
 リヤタイヤの交換頻度が異常に高いドリフター達は、磨耗したリヤタイヤを素早く交換して、また直ぐにコースへと復帰(それも殆どの場合オーナー自らで)しなきゃ成らないので、走れなくなってしまうような余計なトラブルを招く要らんパーツ(アルミナット)を毛嫌う。

意外と、競技系の人達は(グリップ・ドリフト・ジムカーナ問わず)理に叶ったクロモリ系スチールナットを使ってるんじゃないかな~、肝心要の箇所だしね~、ファッション性よりも先にもっと神経を使かうべき箇所なんだよね。



先日完成したグランビア用の加工鉄ッチンのホイールナットは
頻繁に素早く交換・・・とは無縁なので、
重量級車体を支える質実剛健なスチールナットのほうがいいのです。



加工鉄ッチンなんか履いてるお前が言うなよ、って感じですがねww


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