2015/07/12

W.F.O.鬼コーナーリングキット "Kinzo"




一般発売を開始致します。


W.F.O.鬼コーナーリングキット Kinzo ”  Price:8,500円/2個セット(税別)






まずは、目から鱗な体験談をお話しましょう。
この事がきっかけでこの商品が生まれたという事実を。


足廻り開発車輌でもある私の自家用車(平成7年式 TOYOTA グランビア)は、車重2t超えも相まってか、カーブを曲がる時(コーナーリングって表現するほどの速度域ではない)ひっくり返るんじゃないか?って位にロールが激しい「フワンフワン」で「ボヨンボヨン」な足廻りのクルマなのです。


そこで、たまたま情報得たリバンプストップを社外の(それも他車流用)強化ウレタンゴム製リバンプストップに置き換えてみたところ、「えーーーーーっ、ウソだろ!?マヂーーーーーっ?」って程に激変しまして・・・。
例えるなら、「グランビアがシビックみたいによく曲がるよーになっちゃったwww」って訳です。



グランビアの足廻りはミニとは全く違うトーションバースプリングですが、ミニと同じようにダブルウィッシュボーン構造となっています。
ロアアーム側にバンプストップがあり、アッパーアーム側にリバンプストップが存在します。
(ミニはアッパーアームの上下にそれぞれバンプラバーとリバウンドバッファーが存在します)

そのリバンプストップを交換しただけで、2t超えの1BOXカーがまるでシビックのように横Gだけを感じながら「カッコーーン」と曲がってしまうクルマになった訳ですからね~、そりゃ驚きますって。

恐らく、背の低い純正の柔らかいゴム製のリバンプから、背の高い硬いウレタン製のリバンプに置き換える事によって、強制的に足の伸び側(伸び代)が制限された為ロールをカキ消すことが出来たのではないかと思われます。



ミニで言うところのリバウンドバッファー(ハイエース200系社外ウレタンリバンプ)




グランビア純正アッパーアーム下に置かれたリバウンドストップラバー
(仮想1G状態)

アームが伸びきった状態(フルリバンプ状態


社外ウレタンリバウンドストップ
仮想1G状態


アームが伸びきった状態(フルリバンプ状態


あまりにもウレタン硬度が高く(硬く)、アッパーアームの伸び側の動きを強制的に制御しすぎて凄くよく曲がるようにはなったのですが、ファミリーカー・自家用車の用途として、そのステアリングフィールと乗り心地はあまり歓迎できる物ではありませんでした。
なので、ウレタン全高を更に短くしてアーム稼動範囲を広めました。
そうしたら、アームがリバウンドストップに全く当たらなくなり元のロール激しいグランビアに戻ってくれて一安心です(爆。
そのままだったら、ただでさえ激しいフロントタイヤの外減りがあっという間にスリックタイヤになっちゃいますから・・・。(^^;







で、ここまでの内容を理解して頂いた上でこそ、こいつのご紹介が出来るってもんですw


やっと本題です。






ウレタン硬度70度で作ったミニ用リバウンドバッファーです。

ノーマルとの比較

右が純正です



左より
①吊るしの商品
②それをちょっぴり角落とし加工した物
③更に丸く加工を施した物
④純正

それぞれ目論見があって試してみましたが、ウレタン硬度70度ってのは指では潰れない硬さですがアッパーアームの伸び(ラバーコンの反力)にはあっさり潰れてしまうので、結果としては何も加工を施さない①吊るしの状態で使ったほうが効果が高いことが判りました。

テストした車輌は、うちの車輌特徴でもあるシャコタン車(車高の低いクルマ)ばかりなので、余計に吊るしの状態で好結果が得られたのかもしれません。(シャコタン=アッパーアームの角度は上がる=アッパーアームの下に鎮座するリバウンドバッファーの空間は広がる=吊るしの背の高いままの状態のほうが都合よい)


勘の良い方であれば、もうどのような効果が表れるのかは察してらっしゃるでしょうが・・・w


鬼コーナーリングキットと称するだけに、いままで乗っていたミニは一体何だったんだ?って目から鱗が3枚ほど落ちるくらいによく曲がるミニに変貌します。







W.F.O.鬼コーナーリングキット "Kinzo"  を取り付けることによって以下の効能が得られます。


  • 正にカートのようなステアフィールに変貌
いつものように交差点を曲がってみてください。イン側の縁石にぶつかりそうになりますw

  • 乗り心地が良くなる
正確には無駄な足の動きが減りガサツさが消え重厚感のある乗り心地へと変わります。雑さが消える感じって言うか。
また、W.F.O.ソフトバンプとこのウレタンリバウンドバッファーを絶妙なクリアランスで同時装着することで、バンプ側&リバンプ側共にサブスプリングとしての要素を備え持ったサスペンションとすることが可能。
アームの可動範囲は今までより抑制しつつもリジッドでは無いので、必要かつ十分な範囲内で足は動いてくれる。
イメージで言えば「バタバタ」と動きすぎていたアームがしなやかに動く、それが即ち乗り心地の良さに繋がってくるってこと。

  • オンザレール!
テスト車輌:1380cc、S/C4速クロス、ファイナルレシオ3.2、13インチ175/50R13履き。
ハイスピード峠にて3速5500回転での高速コーナリング中に何の挙動変化も起こらず路面にピターッと吸い付くようなオンザレールで気持ちいい。(つかキショク悪いw)
アンダーが出るまでorオーバーステアが出るまで手に汗握って頑張ってみたがこれ以上のスピード領域を公道である峠道でテストするのは「死」を覚悟しなければならず、断念。

  • ロールが減る
意外とミニってロールしなくカートのように良く曲がる楽しいクルマだと称されるが、ソレは全く持ってウソである。
ロールセンター云々は、走行中の車体に対し加減速G・縦G横Gと色んなGが入り常に変化するので(当然)ここでの説明は省くが、
フロントのサスペンションアームを必要な分だけ可動させ、不必要な部分を抑制させることにより、自ずと対角線上のリヤのアスペンションアーム(リアラジアスアーム)の可動範囲をも抑制される事がわかった。
フロントだけに部品を導入したのに、何故だかクルマ全体のロール量が減るって理屈。屁理屈っぽい理屈だが本当の話。不思議だw
但し、ロールしていない訳ではない、ドライバー的には確実にロール量は減っているように感じるが数値的には微々たる物である。

  • スピンしない!?
これが不思議なのだ、スピンしないのである。

危険極まりない限界領域を超えた走りについては物理的にスピンするのは当然なので論外だが、

経験上、クローズドコースでわざとケツを出し遊ぶような場面では、今までだったらここまで角度が付くと絶対スピンするしかない、で立ち上がれないっていう局面でも、あ~ら不思議?!アクセルさえブチ込んであげれば何事も無かったようにラインに戻ってくれる。
何度も何度も、ドライの日もウエットの日も、コース上で試してみたが、不思議と立ち上がる。
これは、一発勝負のジムカーナ競技には欠かせない強い武器になるだろう!
立ち上がると表現したが、ケツがスライドしてからのコントロール性能が格段に良くなっていると表現したほうが正しいかもしれない。
でも、なんでだろ?不思議だw



・他には、コイルサスが遊ばなくなる・・・・とかも。(うちはコイル付けないからどーでもいいケドw)




たかだか7,600円(税別)の、それもたかだかビス2本のみで簡単に交換できる部品を換えただけで、こんなにもスゲー脚になるとは、私もビツクリです。(^^;




私はいつも言っている。
物事にはメリットとデメリットが必ずある、と。
上に書いた効能はメリットばかりである。
イヤイヤ、それは出来すぎダロ?イイ事ばかりで悪いことは無いの?

あるだろ?デメリットのひとつくらい・・・。

デメリットは?と思い浮かべるが・・・・出てこない。
しいて言うならば、
ジャンピングスポットで宙に浮きやすい・・・とか、
雨の日に峠の下り道を死ぬ気で攻めると本当に死ぬ思いをする・・・とか、
でもな~、それって、
別に、このキットを取り付けたから起こり得る固有の事象ではないんじゃないかなぁ~と思われ。

珍しく、この商品に関してはメリットしかない!と断言。 今のところw 


但し、クルマとして「走る」「曲がる」「止まる」の基本整備がしっかりとなされていて、もうひとつ言うならば「サスペンション」としての機能が正常である車輌であることが取り付けの前提になります。
そうでない乗りっぱなしでメンテ不十分なボロ車輌は、何をどうやっても良い結果なんか出る筈もありませんのでまずはそこをしっかり整備調整してください。
物事を正しく理解し・コスト対費用を感じ取るにはそこが一番大事で重要だと思います。

尚、この商品に関しましては「走り」に特化した部品となります。
走る愉しさを突き詰めたい方には「喜び」を、そうでない方々には「無駄な出費」をもたらしますのでお気をつけください。

以上をご理解して頂いた上で正しくお使い下されば幸いです。





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