2016/03/30

1番ピストン死亡遊戯


タブン、メイビー、恐らく、・・・、あそこがあんな状態になってんじゃねーかな~?

バラしてない現段階では憶測に過ぎず。
その憶測も外れることもままあり。

修理は推理なのだが(w)、果たしてその推理は合っているのか否か?





その整合性を計るのに用いた道具がこれ
シリンダーリークゲージ



 計りたいシリンダーのピストンを圧縮上死点へ持ってきて、スロットルを空ける・オイルレベルゲージを抜く・ラジエーターキャップを外す。
シリンダーヘッドの1番プラグ穴にアダプターをねじ込み、これで準備はOK。

機器にエアーを送り込む。

1番シリンダーに異常がなければ左右のゲージは同じ値を示す。
が、上の画像では右側のゲージは全く上がらずレッドゾーンに居っぱなしの状態(笑

1番シリンダーのどこからエアーは漏れているのかを確認できる。
もしも、INバルブの当たりが悪くてコンプレッションが上がらないのなら、漏れたエアーはスロットル側から出てくる。
EXバルブの当たりが原因だとしたら、マフラーエンドからエアーは出てくる。
ヘッドガスケットの密着が悪くウォーターライン側へコンプレッションが抜けているとすれば、ラジエーター側へ気泡となって出てくる。
ピストン自体がダメな時は、クランケース(ミニの場合ミッションケース)側へ漏れ出し、オイルレベルゲージの穴よりエアーは出てくる。

そんな寸法の道具。




漏れ出した空気は写真には写らない。

オイルレベルゲージ穴より勢い良く空気が出てきているの図。




ピストン棚落ちを予想していたが、正解。

棚落ちかどうかはバラしてみないと断言できないが、ピストンになにかしらの不具合があることはほぼ確実。

便利だね、道具って。




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