2016/04/13

往復2,000kmオーバーは流石にキツイ①


岐阜YZ詣も年を重ねるごとに年々辛くなってきました。(単純往復で1,800km弱くらい)


運転に神経を使うシッポを付けたクルマで(トレーラーを牽引したクルマの意味)夜中の高速を延々と9時間以上走破した直後のレースは流石に体力的に無理があるので、今回のYZは例年と違ったカタチでのレース参加です。







画像多いです。
長文です。






馬主のO様から車輌を預かったのがレースの2週間前。
私の役目としてはズバリ=厩舎w、
下のお世話をしたり、あんよを整えてやったり、安全装具を取り付けたり、キレイキレイにしたりする役です。
一番大事なのは無事に行って帰ってくること。

調教師として同行してくれるのはT氏。
彼には1週間前からフリーダムコンピューターのリセッティングをお願いし、YZ東コースを想定した岐阜SPLセッティングへと変更。

騎手には豊橋在住で東海地区では超有名人な星野礼洋氏を招へい。
彼とは20数年来のお付き合い。
マシンの特徴とチューニング内容を電話で伝えたのみで、今回持ち込むO様の車輌は1度も見たことも乗った事もない正しく「ぶっつけ本番」となります。


サーキットへ到着すると、一年ぶりですが今年も相変わらず残念ないつもの皆さんが集まっています。
このサーキットイベント「First Stage」の第一回目がここ「YZサーキット東コース(旧瑞浪サーキット)」で行われたんですよね。
今回は15回目なので、瑞浪(現YZ東コース)は15年ぶりとなります。
と言うことは、当然ながら第一回目に参加した当時の私は今より15歳も若かったんですね~w

お久しぶりな挨拶を交わした後は、厩舎のお仕事です。
ドライバー星野氏の到着を待ち、早速、シートポジション確認とドアミラーの調整・冷間時のエアー調整をします。
これでおしまいですw
他は何もしません。

フルコン車の良いところは最大限の手抜きができるところですね~w

後はフリー走行の状態を見て、ですかね。



前泊してまでも千葉から応援に駆け付けてくれたカーセールAOKIさんと一緒に、フリー走行の状態を見つめます。
流石AOKIさん、見る処が違います。
ドライバー星野氏の巧さを的確に見抜いています。
また、コーナーで若干ノーズが逃げているところまでも見抜いています。
私と同じ見解ですww


フリーから戻ってきた星野氏へ尋ねます。
エンジンの感じは?
ブレーキは?
ステアリングは?
まずまずの返事が返ってきます。
と言うか、『無茶苦茶よく出来てるねこのクルマ、乗り易くて速いよ』との好評価を頂きました。

ドライバーとしてのマシンに対する視点も正しく理解できている事が伺えます。
問題なしとの合格点を頂いたのですが、ノーズの入りを良くする方向へとフロントの車高を10mm下げて予選へ挑みます。
私がその作業をしている間、ドライバー自らタイヤの温間時空気圧を調整しています。
好きな空気圧ってのがありますからね。
その行為ひとつ取っても、安心して任せられるドライバーってことが確信できます。


予選は、セット変更が巧くいってRクラス3位のポジションをゲット。

予選後も、何も問題発生することは無く、何も施すことは無く。ぁーラクw

あとは決勝、ドライバーに託すのみ。






Rクラス・1300Tクラス混走の決勝の模様です。

レース状況をこの目で追いたかったので、ビデオカメラは定点カメラとして放置。


この動画だけではレース状況は掴めませんが、それぞれの車輌の足の動き・挙動・ライン取りに注目してもらうと面白いです。








決勝レース直後、Rクラスウイナーはガレージシンワの中山くん。

カッコつけてるのか?ニヒルなのか?ドライビングスタイルと一致しないところが面白いですw

パドックへ停めたとたん、もくもくと水蒸気が出てきていました。
あと1周あったらヤバかったくらい水温上がっちゃったそうです。

ある意味残念ですw

騎手、星野氏、ひとつポジションを上げてRクラス2位でフィニッシュ!

初めて駆るマシンでこの結果は上出来ですよ。
ご苦労さまでした。

1300Tクラス2位でフィニッシュは東京から遠征のライスマンこと米山氏。

このマシンもうちで組み込んだフルコン、フリーダム制御です。





Rクラス表彰台

1300Tクラス表彰台

何故か私も呼ばれまして表彰台・・・

遠方賞を毎年かっさらっていって、毎度恐縮でゴザイマス。




20数年前は二人とも若かったのにねw



豊橋に戻って、騎手・調教師・厩舎・騎手の計4人、ヲッサンばかりの祝賀会デスw







満面の笑みのその訳は・・・?
動画からも聞こえる米山号の決勝後半からのマフラー音のバラつき。
厩舎としては、その原因究明を翌朝よりやるわけです。

四方八方手を尽くし、
夕刻近くになってやっと原因判明。
最終的には念の為にと現地のアストロツールで調達してきたコンプレッションゲージが答え合わせになりました。

3番シリンダーの圧縮がゼロ・・・(ブフォw

(原因判明と同時にフルコンが原因ではなかった安堵感で笑いが出ています)

オーナーの米山さんも落ち込む事無く一緒に笑っていたので許してクダサイ。
リカバリーはきくと思います、修理したら直ります。



あ、とりあえず仕事もこなしてきましたんでw




続く。



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