2012/06/27

オーバーフェンダーフィッティング


鰻の世界にこういう言葉があります
「割き三年、焼き一生」

一人前になるのに、割きには最低3年、焼きには一生掛かるって意味です



その世界へ足を踏み入れて20余年、なんとなく意味がわかります
納得の逸品が生み出されるには、日々の技術鍛錬は勿論の事、色々な好条件が複合的に合致しないことには成し得ない、言わば奇跡に近い確立だと思われます
だって生き物ですカラww




前振りが長くなりましたが、表題の件について・・・

ミニの部品は工業製品ばかりなので「ナマものor生き物」ってモノは御座いません
しかし
職人さんが色んな思いで作り上げられたであろうその部品に、「魂」という名の息吹を宿らせられるかどうか?は、作り手の技術とセンスが成せる(これもある種の職人)技です

オーバーフェンダーはその最たるもの
同じモノでも取り付け方ひとつでとてもダサい外観が出来上がってしまいます
手軽にDIYで取り付けられる代表的なモノですが、自由長で付けなくてはいけない箇所を捻ったり、逆に捻りを入れた取り付け方をしないからオカシクなってみたり
外観を司る割合の高いパーツだけに、我々が取り付けに際しもっとも拘り、もっとも緊張する部品がオーバーフェンダーだったりします



どこのお店で購入されても部品自体は大体同じ

他メーカー品で同じように見えても全く違う特性

使えるモノ、そうでないモノ

使えないからわざわざ大加工までしなきゃならないモノ

まぁ、イロイロあるとですよ、コリがww















取り付け工賃という名の技術料を頂いているからには、その素材の持つ特徴や癖を理解した上で、最高のパフォーマンスを発揮できるよう・最高のカッコ良さを表現できるよう緻密なフィッティングをし、ポン付けでは真似できない美しいお取付けを心掛けています




最後に書いてて思ったのですが、別にオーバーフェンダーだけに限定して言える事象ではありませんね(汗

マフラーがだらしなくブラ~ンと付いてるのとか・・・・ヤダ



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