55年前の火がともる

私がこの世に生まれる前、今から溯ること55年。

祖父が使用していた1960年製造「RONSON」のガスライター。

祖父の形見ってわけじゃないけど、タバコを吸う私に父が譲ってくれたもの・・・だったと思うｗ

ＺＩＰＰＯライターばかり愛用していた時のことなので、このライターを所有していたことさえ忘れかけてたある日、某拘りのミニショップ店主のブログに「RONSONのライター」に嵌りまくって世界中から掻き集めている旨の記事を発見した。

その某店主とは見知らぬ他人ではない仲の良いお友達ｗ。

早速、手持ちのRONSONを探り当てた上で連絡を入れる。

「もしもし、香川ｻﾝ？あんた何やっとんのよ？　ﾛｰｿﾝはｺﾝﾋﾞﾆやけどﾛﾝｿﾝってﾗｲﾀｰやろ？俺知ってるで、1個持ってるでｗ　

でもな、火付けたら掌全部火達磨になるんで使えんのぢゃｗｗｗｗ」

『えーっ、どんなん持ってんの？ガスライター？　一度送って！修理できるかもしれん。つかロンソンやったら自信あるし修理出来るで～！』

ﾎﾞｹは思いっきりｽﾙｰされたが・・・

どんだけ嵌っているかはこの会話で十分理解できる。

あんたも凝り性やな～。

某香川氏に修理と共に鑑定も依頼してみた。

ごくごく初期に作られたアメリカ製造のロンソンで、1960年製だと言う。

レアなライターではあるが、部品が供給されていないが故、マニア間でもプレミアム価格がつくことのないモデルである。

だがしかし、部品を流用することで修理は効くとの事で、氏所有のロンソンから部品取りをしてもらい見事に復活を遂げ手元へ帰ってきた！

彼曰く『実用可能な現存数少ない希少なライターやから、ガンガン使ってや！』

う、うれし、嬉し過ぎる～。

ｱﾘｶﾞﾄｰｶｶﾞﾜさん（T_T

つか、あーた、どんだけ詳しいねん！？

※ミニ業界でロンソンと言えばこの人→ﾐﾆﾌﾗｯｸﾞ香川ｻﾝ（因みに香川県出身ﾃﾞｽｗ）

ガスライターなのに灯火が柔らかいのよね～

（ん？ガスライターだからか？？？）

55年前に爺さんもこのライターで火をつけタバコを吸ってたんだよな～
でもその時代にﾛﾝｿﾝって、どんだけ洒落乙～
と、孫である俺が同じライターで火をつけて吸う一服はまた格別。

ＺＩＰＰＯの石じゃダメ！
RONSON専用の石を使わなきゃダメ！
って、貰いました。

専用品があるんだ？！