2019/01/21

仕上げ中~②


何が出てくるのかドキドキな本丸のエンジンルームに着手。





とは言っても、限られた予算ですから車載状態で出来得る限りの事しか出来ません。

ヘッドは要OHなのは確実。
クラッチ本体やM/Tは異常なし、
エンジン本体も異音や問題は見受けられないので、
オイル漏れ(フロント側)の修理がメイン。
それ以外は、どこもかしこも全部糞汚いってだけ。(←そこが一番嫌だ)


上から覗いても、ド真っ黒すぎてどこからどこまでがエンジンブロックでデファレンシャルなのかさえ識別出来ない程、油&砂地獄でしたが、車載状態でここまでキレイにしました。


A面も’97ブロックじゃね?って程、黒かったのですが、
赤い’96エンジンブロックが出てきました。


スロットルボディー+インテークマニホールドもどうなったらここまで真っ黒になるの?
ってくらい全てが油汚れで汚すぎましたので、

ウエットショットブラスト撃って、めっちゃ美しく再生してみました。
絶対に見えない裏側や隅々も抜かりなくピカピカになりました~。
趣味の領域になってますね・・・(汗



 オイル漏れ箇所の定番、ブロック~フィルターヘッドのパイプを余り物のアールズフィッティングとメッシュホースで対策キットもどきを作ってみました。
 中古フィッティングを再利用していますので、余計にオイル漏れするかもしれません(^^;
フィルターヘッドも美しく再生してます。




ブレーキ廻りを確認しておきます。
ブレーキサーボの負圧保持をチェックしてみましたが、
まったく保持できません。
リークしまくりです。
なのでこれはアウト。


次に、単体で保管していた’97モデルを引っ張り出してきてテストします、
 が、こちらもリークしまくりでアウト。


ストックの’97部品取り車はどうでしょうか?

おっ!?
-30kpaまで保持できますね!
 しかし、15分後にはゼロまで戻ってしまいます。
黒塗装のブレーキサーボはどれもこれも使えませんね~。ボンクラばかりです。
キャブクーパー時代のゴールドメッキサーボのほうが耐久性ありました。

仕方ない、リペアキットを取り寄せてOHするか・・・、えっ!?高い?値上がり?
新品サーボASSYとさほど価格差がありませんよ。
じゃ、新品サーボを取り寄せるか?
う~ん、でも予算が無い。
(新品でも2年持つとか持たないとか・・・)

熟考の末、この「少しばかりリークするけどまだまし」なほうの’97中古サーボを使用する事にします。


シリンダーヘッド燃焼室、4番EXバルブのみが白く焼けている事から見ても、
ブレーキサーボの影響が伺えます。



車体側、ブレーキサーボ・ブレーキマスター・配管を外し終えたら、
あと少しでエンジン降りるところまで来ているのに気付いてしまいました。
今後、フロントタイミングカバー周辺や、クラッチプランジャー周りをやるには
エンジン搭載状態よりも降ろしたほうが格段に作業効率は上がります。
腰を痛めつつ作業するのは辛いし、クラッチマスター周辺~バルクヘッド部分の錆びも気になります。
かと言って、降ろしたら降ろしたで余計な作業が増えるだろうし、
予算はとっくにオーバーしてるし、
・・・・・・・・、
どうする?俺?



あ~ぁ、降ろしちゃったw




降ろしたら真っ先にやるのはクラッチの確認。
数々のチェック項目があるのですが、まずはフライホイールを外さないと何にもできないので、
外し、
外し、
外し、
たいのですが・・・、
外れません(汁;
フライホイールを外すのに1時間半掛かりました。
なんという硬さでしょう?
もしや新車時より一度も外されていないのでしょうか?
Snap-on製の超ロングブレーカーバーがしなるほどやってもダメ。
炙ってもダメ。
炙った後に急速冷却してもダメ。

諦めかけてた自暴自棄、
ハンマートントン攻撃でなんとか外れてくれました。
結果、エンジン降ろして正解でした。車載でこの一連の作業は無理です。
でも、チカレタ~。




各部チェックです。
 ん?分解歴がありますね。クラッチ。
ラージシールに液ガスが塗ってありました。(普通塗らない箇所です)


クラッチアーム・プランジャーは一切の油分無くカピカピで固着しまくりでした。
先端のボールは片減り、相手側のプランジャー受け側も磨耗。




キチャナイのでウエットショットブラストでキレイにしました。



なんだか、レストアしているような事ばかりやってますね、俺。
こんな事ばかりやってるとぜんぜん先に進みませんね。完成も見えませんね~。





あ、いつもの事だ!(爆


嗚呼。。。w





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