これもミニあるあるのひとつ、
「ラジアスアームグリースチューブ破れ」。
ピボットシャフトを潤滑するチューブがプラスチック製のため、遅かれ早かれ割れてグリースがシャフト潤滑以外の部分に漏れ出します。
その割れに気付かず定期的なグリースアップを真面目に続けてしまうと、その多くはシャフト潤滑ではなく割れた箇所からラジアスアーム内部に漏れ出し溜まっていきます。
ラジアスアーム内部がグリースで充満してくると、今度は外部へ漏れ出してきます。
漏れ出したグリースはサブフレームへ蓄積し砂が被り、蓄積~砂・蓄積~砂を繰り返し積層されていきます。
グリース汚れで約10mmほど積層されたものを掘り出した汚物
まるで発掘作業。
「隊長!やっとサブフレームが現れてきました!」的なw
この部分、全てがグリース積層汚れで覆われていました。
そのお陰で錆はなし(笑
ワイヤー&扇形のハンドブレーキクアドラントは例に漏れずど真っ黒だったのを、
一晩、洗浄液に漬け込んで溶かして洗浄。
ラジアスアームは、
BROSさんところのメタルグリスチューブに入れ替えましたので、
今後チューブが破れることはありません、おそらく一生持つのでは?
ラジアスアーム、バックプレート、ブレーキ内部、リヤハブ、等々
バラした部品はすべて洗浄/リフレッシュ/リペイントして組み付けています。
と、ここで問題発生!
現車には元々このタイプの調整式ブラケットが付いてました。
「ご免なさい!」
私の脳味噌ではこの変芯カム調整式を使って適正なアライメントを取る事ができません!
安心の定番。
BROSガレージさんのブラケットに置き換えさせて頂きます。
雌ネジお掃除
1mmシムと45°グリスニップル使います。
お次は右側ブラケットの交換。
1年前に右側ラジアスアームのO/Hを他店で施行されているそうですが・・・、
(※ここも左右同時修理の法則は当て嵌まります)
汚れ方が異常に酷いです。
なんでこんなに汚いの?
過去の遺物か?
それとももう・・・?
過去の遺物だとしたら、
積層汚れを放置したままチューブの修復だけしたって事ですかね?
1年間でこんなにも溜まる筈ないので手抜きに一票!
こちら側もたんまり蓄積しており発掘隊の行く手を阻みますw
「副隊長!サブフレームがやっと見えてきました!」
な状態です。
ラジアスアーム装着状態で届く範囲内ですがお掃除して組み付けました。
色塗り再生隊の任務ははそろそろ終了かな?
2セット分のタイヤ交換をご用命いただいておりましたので、
サクッと交換。
と言いたいのですが、めっちゃ手こずった13インチ。
純正6Jサイズに175/50R13は大変!
チェンジャーのサポートアームをフル活用。
機械に助けられました。
12インチは何時もの通りサクッと終了。
ワタナベなのにバランスウエイトも最少で済んだおりこうさん。
金型だからかな~?
にしても、ホイール、クソ汚ぇ~(笑
今度来た時の作業として取っておきます。
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